買ってきた活きアサリが可哀想で食べたくなくなりました。。。久しぶりに買った旬の活きアサリ。。今、鍋の中で3%の塩分を含んだ海水を作ってあげて砂抜きしている最中なのですが塩分濃度がバッチリだったのかピューピューと水を吐きながらキュキュ、キュキュッと愛らしい声で鳴いています。そうっと近寄って蓋を開けるとベロベロベロンとみんな長い舌を出しています。近寄る時はまるで赤ちゃんが寝ている部屋を起こさないようにと忍び足で近寄って覗くまるでこいつらの親になったような気分に。。。私の気配を察したアサリさんはみな一様に長い舌をサッと引っ込め何個かは海水を吐きつつ逃げ場のない鍋の中で仲間を踏みつけるようにしてファラウェイしていくやつまでいます。明日、半分は早朝に三つ葉と一緒にお吸い物にする予定ですが、五右衛門と一緒で釜茹での刑となるわけです。彼らにしたら堪ったものではありません。。。明日は我が身、転生して次はアサリになる身かもしれないのに。。彼らの傷み、心情?を考えると残酷で辛すぎる行為です。ミネラルウォーターで3%の快適濃度塩水を作っている時に既に変な情が湧いてしまったんですよね。これから夜の帳を疾走し太平洋の海岸まで行って逃がしてあげようかと何度か頭を過ぎりましたが自分も生きていかなければならないのでやはり可哀想でも頂くしかありません。。残り半分のアサリは明日の夕刻にワインの湿系おつまみにすべくバターとガーリックで酒蒸しにする予定です。最初は空炒りだからこれはもっと残酷です。せめて、、ですが、美味しく食べてあげるしか方法ないですよね。キュッキュ、キュッキュッ、と鳴いて時折、鍋の中でピシューっと塩水を吐いてます。皆さんは気が変わって逃がしてしまったことありますか?あー鬱だわ。食材はみんな命あるものなのに。。何を今まで自分は学んできたのかと、自分に問い詰めたい。100年問い詰めたい。(あっでも、もう死んでるね)
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